開館1周年記念展 「ガレとジャポニスム」 |
本展では、ガレにみられるジャポニスムの変遷を、 国内外のガレ作品他、約140件の作品で紹介する試みです。 |
会期: 2008 3/20(木・祝)〜5/11(日) 展覧会は終了しました。 休館日:火曜日(ただし4/29、5/5は開館)、4/30、5/7 |
30年にわたるガレの名品を見ることによって、ものの真髄を赤裸々なまでに表現する、 |
19世紀後半、海を越えヨーロッパに渡った日本の美術品は、ジャポニスムと呼ばれるブームを巻き起こしました。 日本の美は、その土地の美術や文化に取り入れられ、絵画、彫刻、陶磁器、ガラス、そして建築など、多様なジャンルに影響を及ぼしました。フランス・アール・ヌーヴォー期を代表する芸術家エミール・ガレ(1846-1904)は、そんな時代に、フランス北東部ナンシーでガラスと陶器の創作活動を開始したのです。ガレが手がけたガラス、陶器、そして家具には、さまざまな形で日本美術との結びつきが見受けられます。多くの芸術家たちがそうだったように、彼もまた、当初は表面的なモチーフの転用から出発しました。しかし、ガレに与えた影響は、日本の美意識への理解が深まるとともに次第に深化し、彼独自の芸術性を確立する上で、重要な一端を担うことになったのです。その姿は、当時の批評家をして「ナンシーで日本人として生まれた運命のいたずらを、祝福してあげようではないか」と言わしめるほどでした。 |
栓付瓶《蝙蝠・芥子》 エミール・ガレ 1889-92年 サントリー美術館蔵 |
壺《過ぎ去りし苦しみの葉》 エミール・ガレ 1900年 サントリー美術館蔵 (菊地コレクション) |
脚付杯《蜻蛉》 エミール・ガレ 1903-04年 サントリー美術館蔵 |
講演会[エミール・ガレと日本美術] 2008年3/20(木) 14:00〜16:00 応募締切:2008年3/6(木) 講師:フィリップ・ティエボー氏(オルセー美術館主任学芸員) 聴講料:2,000円 講演会[ガレの中も虫の話] 2008年4/6(日) 14:00〜15:30 応募締切:2008年3/25(月) 講師:奥本大三郎(埼玉大学教授・日本昆虫協会会長) 聴講料:一般2,000円、高大生1,000円、中学生以下700円 ワークショップ「ガラスの風鈴に、絵付けしてみませんか?」 2008年4/12(土) 14:00〜16:00 応募締切:2008年3/31(月) 講師:篠原正義氏(篠原まるよし風鈴当主) 参加料:一般2,500円、高大生1,500円、中学生以下1,200円(材料費込み) |
主催:サントリー美術館、朝日新聞社 |
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